振袖は高い衣裳です。新品を購入するのは高い。レンタルという方法もありますが、数回着るのであれば、レンタルの他に中古着物を購入するという方法もあります。うまく探せばレンタルより安く購入することができます。
中古の振袖を購入する時の注意点をお伝えします。
目次
購入に関して注意すること
振袖は高価な買い物です。購入しても、何度も着る機会がない。できるだけ安値で購入したいと思うなら中古振袖はお勧めです。
すべて中古で一式揃える場合、セットで購入する方が楽です。別々に購入すると手間がかかります。着物の購入は初めてでどのような小物を合わせればいいのかよくわからないという方にはセット購入をお勧めします。
しかし別々で購入した方が掘り出し物はあります。手間をかけても安くていい振袖を選びたいなら、探してみるのもいいと思います。
新品を購入する場合に比べると、中古品は購入が難しいので、特に注意していただきたい点を3点お伝えいたします。
返品できないことが多い
返品、交換ができるお店もありますが、リサイクル品の場合 返品はできないお店が多いため、選ぶ時にはかなり慎重に選ばなくてはいけません。
シミや汚れはないかよく確認し、あっても目立たない程度で着用可能かどうかを確認します。
サイズも自分にあったサイズかよく確認します。
長襦袢を新しく買わないといけないことが多い
振袖と一緒に作った長襦袢をセットで売っている場合もありますが、長襦袢はない場合が多いので、買う必要があります。既製品なら3000円くらいからありますが、袖丈が振袖と合わない場合もあります。自分で手直しできるなら、自分で縫い直しましょう。振袖に合わせて、半襦袢も反物で仕立ててもらえばいいのですが、仕立てると高級なものでなくても2.3万はかかってしまいます。
フルセットで購入する場合は小物類にも注意する
中古の振袖でも、帯や帯揚げ、帯締め、その他の小物類すべてセットで売っているものもあります。セットで購入する場合は、小物類もすべて揃っているかよく確認しましょう。
振袖フルセットを激安で購入する
レンタル品として使用した振袖一式が中古として激安で売られています。
購入のメリットとしては、一式すべて揃っている商品なら、小物類を追加で購入する必要がないため購入も楽ですし、安く購入できます。
長襦袢の袖の長さも合っている為、袖の長さに合わせて別に購入する必要がありません。
帯や小物のコーディネートで悩む必要もありません。
レンタル品として使用されていたので、汚れ、傷み等どの程度あるか確認が必要なのと、小物類がどの程度揃っているか確認が必要です。
手染めや手絞りの高級品を激安で購入する
探すのに時間はかかりますが、手染めの高級品が激安で売られていることがあります。しかし単品売りが多いので帯や小物、下着類は別途購入が必要です。
小物や下着を別々に購入すると費用がかかってしまうことも多いので、単品で購入するなら、手持ちの帯や小物をうまく利用することをお勧めします。
自宅にある帯や小物類を利用する
家族の持っている袋帯や小物類を利用することで、フルセットで揃えなくて済みます。
留袖や訪問着に使っている帯を利用する
振袖の帯は、必ずしも振袖用として売っている帯しか使えない訳ではありません。留袖や訪問着に使っている袋帯を振袖に使ってもかまいません。
袋帯は、留袖、訪問着、付下げ、振袖などに使う帯です。自宅に袋帯があるなら、手持ちの袋帯にあう振袖のみを購入するのもいいでしょう。
但し、振袖の帯結びは、写真のような変わり結びをするため、袋帯の中でも全通(帯全体に柄がある)か六通(帯全体の6割程度柄がある)でないと使えません。振袖に使えるかどうかわからない場合は、着物屋さんなどに相談してみるといいでしょう。
できるだけ手持ちの小物を利用する
着物を持っているほとんどの人が半襦袢や裾除け、帯枕、伊達締め、着付けベルトなどの小物を持っています。手持ちの小物を利用すれば、購入も最小限に抑えられます。
時間をかけていい着物を探す
フルセットで売られている中古振袖は、レンタル品として使われていた着物を売られている場合も多く、価格も着物の価値相応と思われるものが多いのですが、中には振袖単品で非常に高価ないい着物が安値で売られている場合もあります。
いい着物はすぐに売れているので、時間をかけて気にいった着物を探してみてください。