男性浴衣を初めて購入する時、和服についてわからないこと、疑問に思うことなどが多いと思います。サイズの違いや、丈はどのくらいの長さなのか?下着はどうすればいいのか、バッグはあるのか等 購入後困らないよう 購入時に注意することを案内いたします。
目次
浴衣のサイズ
反物で自分の体に合わせて仕立てる場合は別として、仕立て上がりの浴衣を買う場合は、洋服を買うのと同じように普段買っているS、M、Lのサイズを購入すると失敗する場合があります。
浴衣の丈の長さは?
男性の浴衣の場合、裾は、足のくるぶしが全部見えるくらい。くるぶしの上ぐらいがちょうどいい長さです。
首を前に倒すと、首の後ろにグリグリが、あります。そのグリグリから足のくるぶしの上くらいまでの長さが身丈になります。
身丈は 身長ー26.5cmと言われていますが、仕立て上がりのサイズでは、ぴったりのサイズがないのと痩せている人と太っている人では、違ってきます。25~30cmくらいで太っている人は大きめを購入する方がよい場合があります。
通販で購入する場合は 試着できないため、購入時注意が必要です。
袖丈の長さ
袖丈の長さは、腕を45度にした時、手のくるぶしが見える程度の長さがちょうどいい長さです。
腕の長い人は肩幅の狭い人や広い人は、着丈はちょうどいいのに袖丈だけ短い場合もあります。
仕立て上がりのサイズでは合わない場合
どうしても仕立て上がりのサイズでは合わない場合は反物を購入し体形に合わせて仕立ててもらいましょう。仕立て代が必要となりますが、ぴったりのサイズで作ってもらえます。
浴衣の下に着る下着は?
初めて浴衣を購入した時、浴衣の下にはどのような下着を着用すればいいのか悩む場合も多いと思います。
パンツについて
洋服の時に履いているブリーフ、トランクス、ボクサーパンツ等でいいのですし、最近はやりのふんどしももちろんOKです。
通常は、浴衣の場合、透ける素材の場合が多いので、パンツの上に浴衣用のステテコを着用します。パンツが透けてみえないのと、汗で浴衣がまとわりついて裾さばきが悪くなり、歩きにくいのを防ぐためです。
しかし、重ねて2枚も履きたくない人も多いと思いますし、履かなくても見えないのであれば必ずしも必要というわけではありません。
パンツのみ着用する場合は、透けてみえないか気をつける必要があります。色、柄の派手なパンツは、透けて見えるので避けましょう。
インナー、シャツについて
夏は暑いので、何も着ないで直接浴衣を着てもいいのですが、汗をかいた時に汗を吸収するために下着を着ていたいという方も多いと思います。
白のシャツやランニングなどを下に着てもいいのですが、襟から見えないかどうか確認が必要です。襟もとの空いたU首やVネックのシャツやランニングなどなら見えない可能性もありますが、一度着用して見えないかどうか確認が必要です。
見えてしまう場合は、浴衣用の半襦袢が販売されています。暑いので涼しく汗の吸収のいい素材を選んで買った方がいいですね。
どのようなバッグを持てはいい?
男性の場合、バッグを持たない方もいらっしゃいますが、携帯電話と財布くらいなら浴衣のたもとに入れておくのも可能ではあります。但し、袖が重くなるのと落ちやすいので注意が必要です。
浴衣用のバッグとは
小物を入れる小さなバッグとしては、信玄袋があります。小学校の時の給食袋を思い出すような、巾着型の袋です。もっと大きなバッグが必要な時は、和風の手提げ袋やショルダーバッグなどもありますが、風呂敷をバッグとして使うのもひとつの方法です。
小物を入れる程度なら信玄袋でいいのですが、最近は、浴衣とセットで販売していることが多いです。
まとめ
初めて浴衣を買うときは、洋服とは違い、サイズが合わなかったり、必要な下着や小物が足りなくて後で買い足すということも多いものです。
時間の余裕を見て準備することをお勧めいたします。