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振袖

振袖の帯を購入したい 合わせる帯の種類から値段の違いまで

投稿日:11/04/2018 更新日:

振袖に合わせる帯ってどのような帯を合わせればいいのでしょうか?振袖の帯と普通の帯の違いは何?訪問着や色無地などの他の着物に合わせること可能?帯の値段も安いものから高いものまでいろいろありますが、違いは何?振袖の帯の種類から値段の違いまでご案内いたします。

振袖に使える帯とは?

着物の帯は、どのような種類があるのでしょうか?

着物の帯の種類

1丸帯

丸帯は、最も格の高い帯で、花嫁衣裳や舞妓さんが結んでいる帯です。全通といって帯全体に柄があり、表だけでなく裏も柄があります。非常に重い帯です。

 

2.袋帯

丸帯に代わり、現代用の帯として礼装用に使われているのが袋帯です。丸帯より軽く、結びやすいのが特徴です。振袖、留袖、訪問着、色無地、付け下げなどに結ぶ帯です。振袖は変わり結びをしますが、振袖以外の着物で太鼓結びをするときは二重太鼓にして結びます。礼装用以外にも準礼装、洒落用の袋帯もあります。

 

3.九寸名古屋帯

帯の幅が九寸あり、帯芯が入っています。お太鼓は、一重のお太鼓を結びます。帯の柄によっては、準礼装用としても使えますし、洒落用としてカジュアルな小紋や紬などに合わせることもできます。

4.八寸名古屋帯

帯芯がなく軽いのが特徴です。九寸名古屋帯と同じく柄によって準礼装から洒落用としてカジュアルな着物にあわせることができます。

5.半幅帯

 

帯の幅が袋帯の半分くらいの幅で、紬や浴衣などの普段着に合わせる帯です。

 

振袖に使える袋帯とは?

袋帯には、礼装用と洒落用があります。振袖に、洒落用は向きません礼装用の袋帯を使います。礼装用と洒落用の違いは、礼装用の方が金糸や銀糸を使っていることが多く華やかな感じがします。洒落用は、金糸や銀糸はあまり使っておらず、カジュアルな感じがします。

帯は、帯全体に柄があるものを全通といい、帯の六割に柄があるものを六通といいます。下の写真のような結び方を太鼓結びといいますが、太鼓部分のみに柄がある帯は太鼓柄といいます。

 

振袖は、太鼓結びではなく、変わり結びをするため、帯全体に模様がある全通もしくは、帯の六割に模様がある六通でないと変わり結びができません。選ぶ時には、注意が必要です。

振袖用として売っている袋帯は、通常の袋帯よりも長い場合が多く、長いと変わり結びもいろいろな形にできるようです。

 

振袖に合う袋帯の柄は?

振袖用として売っている袋帯と、留袖 訪問着用として売っている袋帯を比べてみると、振袖用の袋帯の方が 柄が大きく派手であるのがわかります。華やかで、派手な振袖に合うように、帯も派手なものが多いのです。

留袖、訪問着用として売られている袋帯でも、振袖に合うのであれば問題ありません。

 

振袖以外の着物にも使えるか?

振袖以外にはどのような着物に使えるか

振袖と同じような礼装、もしくは準礼装として着る着物に合わせることは可能です。着物としては、黒留袖、色留袖、訪問着、付け下げ、色無地などです。

他の着物の柄と合うかどうかを確認する

いくら使えるとはいえ、着物と帯は、柄や色が合わなければ、おかしいので、ほかの着物の色や柄が合えば使ってもいいでしょう。洋服と同じでコーディネートは重要です。ほかの着物にも合わせたいと思うなら、ほかの着物にも合わせやすい柄や色を選ぶ必要があります。

振袖の帯の特徴としては、ほかの礼装用の帯と比べ、柄が大きく派手です。色も派手な色が多いので、他の着物と合わない場合があります。柄があまり大きすぎず、色も通常礼装用として売っている帯とかけ離れたような色ではないものを選んだ方が合わせやすいでしょう。

 

複数の着物に合わす場合の注意点

いろいろな着物と合わせることができるのはうれしいことですが、うまくいかない場合もあります。よくあるのが以下の2点です。

1.振袖には、振袖用の大柄な派手な帯が似合うので、ほかの着物に合わせにくい。

2.振袖は、変わり結びをするので、帯が傷んでしまい、太鼓結びをすると傷みが目立つため、他の着物に使うつもりだったが結局使えないということもある。

特に2は、変わり結びを何回もするうちに糸がほつれてきたり、傷んでしまい、ほかの着物と合わせようと太鼓結びをしたところ傷んでいる部分が目立って使えないということはあるようです。結び方にも注意が必要です。

 

 

帯の値段の違い

素材の違い

ほとんどの帯は絹の素材を使っていますが、中にはポリエステルのみの素材の帯もあります。ポリエステル100%の帯なら10000円程度で売っています。

ほとんどが絹素材でほんの数%ポリエステルなどの他の素材を使っていることが多いのですが、絹100%が必ずしも高い帯というわけではありません。絹にも種類がいろいろあるようなので、100万円くらいする帯でも数%ポリエステル素材が使われていることがあります。

 

織り方の違い

織り方で価格が大きく異なるのが 手織りか機械織りかです。手織りは手間がかかるので何本も作ることができません。織元によっても違いますが、有名織元ですと手織りとなると80万から100万くらいになるそうです。

 

人気織物メーカーの帯

袋帯のほとんどが西陣織になりますが、西陣の帯には西陣織工業組合が発行するメガネ証紙が貼られています。

引用:西陣織 組合員検索

西陣織工業組合に加盟している組合員の帯は、この証紙が貼られています。右側の丸の下方に番号が表示していますが、西陣織 組合員検索でこの番号で検索すると組合員が誰かわかります。

着物好きは、結構知っている人が多いのですが、番号が前になるほど加入が古く、老舗となります。帯は、老舗ほど高級な帯が多い傾向にあります。もちろん同じ組合員(同じ会社)が作った帯でも帯によって値段に幅はあります。ただ傾向としては1桁や2桁の組合員が作った帯より4桁の組合員が作った帯の方が価格が安い傾向にあります。

 

中古市場でみる帯の値段

中古市場を見るとこれから買おうとしているブランド(組合員)の帯がどれくらいで売られていてどれくらいの価値があるのか目安として確認することができます。

但し確認ができるのは、人気ブランド(組合員)の帯や有名作家、人間国宝の帯のみ。それ以外の帯は、中古で売ってもかなり安値でしか引き取ってくれません。

 

中古市場で人気のあるブランド

高値で取引されているのは、龍村美術織物でしょう。特に初代から4代まで存在する龍村平蔵の中でも初代龍村平蔵の帯は、かなりの高値がつくようです。そのほか川島織物、河合織物美術、山口美術織物なども中古市場では人気です。

人間国宝や有名作家の 北村武資、羽田登喜男、久保田一竹、木村雨山などの帯も高値で買い取ってくれます。

 

まとめ

帯の価値は、普段着物を着る機会のない人にとって、わかりにくいのでひとつの目安として中古市場で帯の値段を見る方法を案内しましたが、中古市場で売れていなくてもいい帯はたくさんあります。

まずは、たくさんの帯を見て、いい帯を見分けることができるようになるのが一番です。

呉服店や着物の展示会などに出向いてたくさんの帯を見たり、自宅でもインターネットで多くの帯を見ていると高価な帯、安物の帯の違いがわかってきます。

なお、コーディネートの観点から、振袖以外にも合う帯を探すのが、難しいと思うなら、先に帯を決めてから、振袖を選んだ方が合わせやすいと思います。

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