振袖に合わせる髪飾りは、どのような髪飾りがあるのでしょうか。着物にあう髪飾りの種類とそれぞれの着物の色や柄に合う髪飾りを案内します。そして、振袖以外の着物にも活用できる髪飾りを選びたい方にいろいろな着物や服に合う髪飾りの選び方についても案内いたします。
目次
着物に合う髪飾りの種類
つまみ細工
つまみ細工とは、江戸時代に生まれた日本の伝統工芸品です。正方形に切った小さな布をつまんで貼り合わせ花びらなどの形にしてつくる技法です。薄地の羽二重を使って作りますが、最近は、ちりめん、サテン、オーガンジーなどの生地でも作られています。
つまみ細工は、手作りキットなども売られており、初心者でも、少し練習すれば、作ることができます。
振袖には、似合う髪飾りですよね。
ちりめんの髪飾り
ちりめんとは、表面にこまかいしぼ(ちぢれ)のある絹織物のこと。現在は、絹だけでなく、レーヨンやポリエステルのものもあります。
和服には、ぴったりの素材で、ちりめん素材のつまみ細工の髪飾りもたくさん売られています。
かんざし(簪)
かんざしのイメージとしては、一本もしくは二本の棒の先に飾りがついている髪飾りですが、かんざしには、いくつかの種類があります。
棒の先に丸い飾り玉がついているのが玉かんざしです。昔は棒の先に耳かきがついていて耳かきとしても使用されたとか。玉かんざしが一番一般的なかんざしです。
べっこうや象牙、ガラス製、金、銀メッキのかんざしも多く売られています。
但し、振袖には、これらのかんざしだけではさみしいので他の髪飾りにプラスしてつけるにはいいでしょう。
かんざしの中には、つまみ細工の花などがついた華やかなかんざしもあります。
くし(櫛)
和風のくしに飾りがついているならアップにした髪にさすだけで華やかになりますが、くしだけでは、振袖には物足りないので他の髪飾りにプラスしてつかうにはいいでしょう。
生花
振袖に生花を合わせるのも素敵ですね。一回限りしか使えませんが、とても華やかできれいです。何度も着る機会のない着物なので、一回限りでいいと考えるなら生花もいいかもしれません。
振袖に合う髪飾りとは
着物の色に合う髪飾り
着物の色に合わせて髪飾りを選ぶ方は、多いと思います。
たとえば、今振袖で一番人気のある赤の振袖に合わせて髪飾りを選ぶとすればやはり赤の髪飾りというのは無難な選び方ですよね。
もし、振袖と同じ色では、目立たないと思うのであれば、振袖の色は、数色の色が使われているのでその中の一色と同じ色もしくは、同系色を選ぶのもいいでしょう。
帯締めや重ね襟の色と同じ色の髪飾りを選ぶのもいいですね。
多色使いの髪飾りを選ぶ場合
振袖の柄があまり派手でなく、多色つかわれていない場合は、髪飾りでいろいろな色を使って華やかにした方がいいでしょう。
振袖と全く違う色を選ぶ場合
振袖と全く違う色の髪飾りを使うことで着物の雰囲気を変えてくれます。たとえば暗い雰囲気の着物なら明るい色の髪飾りを使うことで明るい雰囲気になります。
しかし、全く違う色の髪飾りを使う場合は、着物と合う色か合わせて確認しましょう。色によっては、浮いてしまう場合があります。
振袖以外にも活用できる髪飾りの選び方
成人式の振袖に合わせて髪飾りを購入したが、1回しか使わず終わってしまった。というのは、もったいないと思いませんか。できれば、他の着物にも合うような髪飾りを選びたいのですが、どのような髪飾りを選べばいいのでしょうか?
振袖以外にも似合う髪飾りを探す
振袖以外で着物を着る機会っていろいろありますよね。たとえば、大学の卒業式は袴で出席したいと考えている。夏の花火大会で浴衣を着る予定。お正月の初詣に小紋やウールの着物を着たいなど。
振袖は、赤やピンクを選ぶ人が多いですが、袴や浴衣も同色系なら使えるかもしれません。しかし違う色の着物だと合わない場合も多いものです。
それでは、どのような色の髪飾りを選べばいいでしょうか?
多色使いの髪飾りを選ぶ
一色だけでなく多色使っている髪飾りは、いろいろな色の着物に合わせやすいので、何度も使える可能性は高くなります。 髪飾りのデザインや生地によっては、着物だけでなく洋服にも合わせられます。そうすれば、もっと使用頻度は多くなります。
小さめの髪飾りをいくつか合わせて使う
大きな髪飾りを一つ購入するより、小さめの髪飾りをいくつか購入する方が、用途や着物に合わせて使い分けることができ便利です。
成人式に着る振袖に合わせる時は、髪飾りも華やかに 派手にしたいが、結婚式に着る振袖の時は、同じ振袖でも 少し抑えた髪型にしたいと思った時には、使う髪飾りの数を少なくして落ち着いた感じにすることができます。
小さな髪飾りを何色か購入しておけば、着物に合う色を使って、いろいろな着物に合わせられます。かんざしやくしもうまく合わせて使ってもいいと思います。
小さめの髪飾りの色違いを持っていれば、着物の色に合わせ、使う色を変えることができます。
浴衣や小紋などの髪飾りは、振袖ほど派手な髪飾りをしませんが、小さい髪飾りをいくつか持っていれば、着物に合わせて使う個数も調整できます。
まとめ
髪飾りをうまく選べば、いろいろな着物に合わせることができます。デザインによっては、着物だけでなく洋服に合わせることもできます。
いろいろな着物に合わせられる髪飾りを考えているなら、小さな髪飾りを複数準備することを考えてみてください。
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